日本フッ素化学会

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会長

松尾 𠮷晃
松尾 𠮷晃
兵庫県立大学大学院
工学研究科

 このたび、フッ素化学会の会長を拝命いたしました。はなはだ微力ではございますが、本学会のさらなる発展のため、誠心誠意努めてまいりますのでよろしくお願い致します。
 ご存知の通りフッ素は特異な性質を示す元素であり、化合物中に導入することで様々な機能を発現させることができます。このためこの元素を扱うフッ素化学は、基礎科学から材料、医薬、環境・エネルギー分野に至るまで、現代社会を支える重要な学術領域であると言えます。これまで本学会が築いてきた伝統を生かし、討論会、セミナー、講習会などの行事を通じてフッ素化学の益々の発展と、次世代研究者の育成に取り組んでまいります。
 一方で近年、PFASをめぐる社会的関心が急速に高まっており、その日本語表記の不十分さも含め科学的知見が十分に共有されないまま、誤解や一面的な理解が広がっている現状も見受けられます。本学会としては、科学的根拠に基づいた冷静かつ客観的な議論を行い、正確な知見を整理して、社会に対してわかりやすく発信していくことも必要ではないかと考えております。
 また、今後のフッ素化学の発展には、分野や学会の枠を越えた連携も重要になると考えております。例えば同じハロゲンを扱うヨウ素学会、臭素化学懇話会とは過日「ハロゲン シンポジウム」を開催したところであり、このような交流は新たな知の創出と学術的相乗効果を生み出す可能性を秘めています。相互の強みを尊重しつつ、情報交換を通じて、より広い視点からの学術交流を進めていきたいと思います。
 このような取り組みにあたりましては、会員の皆様からの意見を積極的に取り入れていきながら進めてまいりたいと思いますので、引き続き本学会にご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和7年11月吉日

日本フッ素化学会会長 松尾 𠮷晃

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